「人ってさぁ、だましだまし生きてるんだよ。」

「……………はぁ?」

ふ…と笑った千石に、跡部は思いっきり顔をしかめてた。

「だって薬飲んだら病気治るっておもってるでしょ、でも違うんだよ。薬はただ熱出るのを押さえてたり、咳するのを抑制する手助けしてなくて。」

「…………………ほーぅ。」

「現に、薬切れたらごほごほするし、辛いし。」

「………………………………だから?」

「だからぁ、結局は自分の自己治癒能力で治してんの!自分の身体だましてるうちに自分の免疫能力が働くんだって!」

もー、なんで分からないかな。
そんな様子で千石は跡部に説明する。


説明される跡部の瞳はとても冷ややか。
手には、さじ。
乗っているのは液体状の薬。

「ほーぉ、つまり薬を飲まなくて良いと。」

「ピンポーン☆流石跡部くんっvv」

「何がピンポーン☆だ!!この馬鹿っっっ!!!!!!!!(怒)」

「だ、だって!薬嫌いなんだもん!!」

「理由になってねーんだよ!さっさと飲みやがれ!!」

「うわーん、跡部君の鬼悪魔!!!(泣)」

「(怒…………なんだとぅ?)」








【それも愛の形】



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