― おにごっこ ―
「俺は跡部の事すきやで。」
侑士が、不意にそんな事をいいやがった。
静かな長く続く廊下を歩きながら。
遠くを見たように目を細めた後に俺に笑いかける。
「何度も聞いた。」
溜息を付くように、そして呆れたように俺は言う。
そんな言葉腐るほど聞いたぜ。
白いシーツの中で、お前が耳元で囁くんだろ?
今更いうことはねぇよ。
「でも信じてないやろ?」
まるで見透かしたように、侑士は言う。
そりゃそうだ。
男に好きだと言われて嬉しいなんて狂ってる。
「そうだな。お前は信用ならない。」
「でも、跡部は俺とすんのすきやん。」
「・・・・・・あのなぁ・・・。」
ちっ、と、舌打ちをして俺は睨みつけた。
くそっ、なんでこいつの方が背が高いんだよ。
俺だってそう低い方じゃねーぞ。
そんな悪態をついてしまう。
ほんの数センチの差がこんなにむかつくなんて。
俺は見下ろされるのが嫌いなんだよ。
「この世界はつがいになる奴がおるんやで。誰にも・・・それを持ってる。」
「なんの話だ?」
「ちょっとした神話やで。本で読んだ。」
「どっかの宗教に入信でもしたか?」
「冗談やめといてや。俺は神は信じないタチやし。」
ふ・・・と、嘲笑したように嗤う侑士の髪の毛がかすかに揺れた。
「俺は神なんて信じへんけど、あの話は好きやったわ。」
「あ、そ。」
「そんなん言わずに「なんで?」って聞いたらえぇのに。」
「興味ねぇ。」
「まぁまぁ。赤い糸っていうとロマンがあるやろ?」
「はっ、そんなん信じてるのかよ。」
今度は俺が嘲笑した。
アホくせぇ。
ゆっくりと俺を見つめる瞳が細まる。
夜の空のような漆黒石。
透明なのに深淵部分は曇っている。
「・・・・・・・・・・・・・・・・ほな、証明したるわ。」
「あん?」
「てなわけで、鬼ごっこター――イム!!」
「何歳だよてめぇわっっ!!!!!」
突然何を言い出すかと思えば。
人差し指を天井に向けて侑士は言った。
ほんとに・・・ほんとに・・・アホくせぇにも程がある。
しかもさっきの話と全然脈絡ねぇだろっ!!
「言ったやろ?証明したるって。」
「ばっ・・・おにごっこなんて今更やるかよ。」
「まぁまぁ次期に分かるねんて。」
「絶対やらねぇぞ!!」
「まぁまぁ。証明したるっていったやろ?」
にっこり笑っている瞳が露になる。
すぅと睫毛が上がる。
暗闇を象徴する黒曜石があらわれる。
「・・・・・・・・・・・跡部は俺の"つがい"やって事をな。」
口端を吊り上げたように嗤う微笑に、俺は身をひいた。
なんだ、この圧力は・・・
背中に冷たい汗がしたたれる気がする。
笑っているのに
瞳は冷たいままだ。
「ほな、行っくでー―――!いーち、にーい、さーん・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ちっ!!!」
目隠しをして侑士が数を数えるものだから、本能的に逆方向へと走り出した。
なんで俺がこんなこと・・・
そう思っていても足は早まる。
タタタ・・・
足音が消えてゆき音がなくなる廊下に耳をそばだてて侑士は暗黙の中で瞳を閉じていた。
目の前に広がる闇が自分を包み込むのが分かる。
それは優しく温かい。
「・・・・・・・・・・・・・・じゅういち、じゅーに・・・。」
アホはお前やで、跡部。
俺に捕まらんと思ってんのやろ?
「ごじゅいち、ごじゅーに・・・。」
証明したるわ。
男や女やなんて関係あらへん。
「・・・・・・・・・・・・・・ひゃーく。」
心地よい暗闇から離れて手を目から外す。
睫毛を震わし目をゆっくりあけた。
獲物がどこにいるのか、手に取るように分かる。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・さァて、始めよか?」
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「・・・・・・ったく、ふざけやがって。」
最初は小走りだったが、よく考えてみれば馬鹿らしい。
あいつの娯楽に付き合ってやる必要はない。
両手をポケットの中に入れて俺は廊下を歩く。
振り向いてみたりもしたが、長い廊下が続くのみ。人影は、ない。
長い廊下なので人が現れたら分かる場所だ。
足音だって響く。
だからこそ、ここにいるのだが。
「・・・・・・・・・・なんで俺がこんなことしなきゃいけないんだ。」
そうだ、する必要はねぇ。
別に、証明して欲しいわけでもない。
その時与えてくれる快楽と温もりさえあれば俺はそれで満足だ。
たった一人のつがいなんて
俺の人生には 必要ない。
「・・・・・・・・・・・・・・・は・・・あいつ、結局口だけじゃねーか。」
「・・・・・・・あ・と・べvv」
「―――――――――――っっ!!!」
背後からするりと肩に手をあてられて、ビクリと硬直した。
振り向くと、そこには侑士がいる。
にっこりと笑っている顔が無性にむかつく。
「・・・・・・・・おっ・・・お前・・・!!」
馬鹿な。あり得るはずがない。
だってさっき振り向いた時は誰もいなくて。
しかも、長い廊下で。
足音だって・・・・・・・
それ以上考えると恐いので俺は思考を止めた。
「なんや・・・結構あっさりやな。」
「・・・・・・・・・(ムカ)」
「天下の跡部様がこうも簡単に捕まるなんておかしいにも程があるわ。」
「・・・・・・・・・・ふ・・・馬鹿にすんなよ。これから・・・だろ?」
「せやな。」
に・・・と、侑士は微笑する。
俺は内心焦っていたが非現実的なことは信じないたちだ。
絶対なにかコイツはトリックをつかってやがる。
見えない何かを。
生憎、今まで俺は「見えないもの」が見えなかったものはねぇ。
どんなものだって生まれつき培った洞察眼で勝利を収めてきた。
今回だって、俺の許容範囲のはずだ。
からかわれた事にむかついて話にのってしまうのは癪だったが仕方ない。
俺様を怒らせた事、後悔すんなよ?
「・・・・・・・・ほんなら、また100数えるでー?」
「馬鹿にすんな。その半分でいい。」
「おーけー。おおせの通りに。」
ふっ・・・と、侑士は笑って数を数え始めた。
俺は、今度こそ走り出す。
「・・・・・・・・・・・・・・・甘いわな、『景吾』?」
だから、こいつが呟いた言葉は聞こえなかった。
――――――――――
「・・・・・・・・・・・・・・っはぁ・・・っ。」
熱い息を吐いて、俺は髪をかきあげる。
今度はさっきよりも本気で走ってしまった。
ったく、俺らしくもねぇ。
たかがおにごっこごときでこんなに熱くなるなんてな。
だが、今度はそうはいかねーぞ。
今いる場所は人が滅多にこない裏庭。
俺の天上にはコンクリートがある。
外なのに何故屋根があるのか。そんな質問はすんな。
ここのすぐ上は社会資料室がある。図書館にあった本がはいりきれなくなってしまったものを先行が新しく部屋を作って移動した。
だから、ここだけでっぱいている。
だからこそ、死角になる。
この場所は侑士も知らないはずだ。
荒くなった息を整えて俺は優越感にひたりながら壁によりかかった。
必死で俺を探してるお前の姿が見えるぜ。
さぞかし滑稽だろうなぁ、侑士?
俺を出しぬこうだなんて100年はえぇんだよ。
「・・・・・・・・・・・・・跡部の息吐く声、随分やらしいなァ、まるで"夜のお遊び"の時みたいやで?」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・は・・・・・・・・・・?
笑いが含んだ声が上からした。
俺は思わず歩を前に進めると、天上の上を見る。
そこには、ゆったりと片足を曲げて座っている侑士の姿があった。
「・・・・・・・・・・・・・っ・・・・・なん・・・。」
「随分遅かったやん。待ちくたびれてしもうたわ。」
にィ。と、嗤った顔が影が残る。
「・・・・・・・・・ありえねぇ、どんなトリックを使ったんだ?」
「別になにも。俺は50数えた後近道をとおってここに来ただけやで?」
「嘘だ。お前はこの場所をしらない。」
「確かに、50秒前は分からへんかったけど。」
なんだと?まさか俺の心でも読みましたとでも言う気かよ。
そんなんあるわけねーだろ。
「あ、信用してへん顔や。」
「当然だ。お前の言ってる事ははちゃめちゃだぞ?」
言ったら、楽しそうに目を細める。
だから・・・っ、俺を見下ろすなっつってんだろうが・・・怒(それは仕方ない)
「だから、わかるんやって。」
「なにが。」
「跡部の考えてることや。」
ありえねぇ。
ありえてたまるか。
コイツに俺の・・・他人の心がわかるはずがねーよ。
見下ろしてる侑士の顔を見て、また背筋が凍る。
寒い・・・寒すぎる・・・。
頬に冷や汗が流れる。
「・・・・・・・・・・・・・・くそっ・・・・。」
たまらなくなって、俺は走り出した。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・まだ・・・続けるってわけやな。」
侑士は地面に飛び降りる。
黒髪が風になびいた。
ざぁ・・・
不穏な風が吹く。
その後も、何度も何度も走って、見つかった。
どうして俺のいる場所が分かるのか分からない。
だけど
確かに侑士はそこにいて。
その現実は受けとめなければならない。
汗で身体が濡れるのを気にしてる場合ではなかった。
俺は必死で侑士から逃れようと走る。
侑士がそれを追いかける。
まさに
おにごっこそのものだ。
「・・・・・・・・・・・・・・ぜぇっ・・・は・・・。」
汗だくになりながら頬にしたたれる汗をぬぐう。
気がついたらまた廊下にいて。
長く静かな廊下に俺は立っていた。
疲れる・・・色んな意味で。
ふと、気がついた。
「・・・・・・・・・・・・・・どうして・・・今まで誰ともすれちがんないんだ?」
おかしい。
いくら放課後で人がいないからといって、誰にも、生徒にも教師にも会わないなんておかしすぎる。
それこそ、俺は侑士から逃れる為に学校中を走りまわっていたのにも関わらず、だ。
いや、むしろ、
どうして侑士は俺の居場所が分かるんだ?
頭が痛い。
くらくらする。
まさか・・・夢・・・か・・?
だったらどんなに良いか。
こんなおかしな事ばかり起こるなんて夢しか考えられない。
だったら、悪夢でしかない。
「・・・・・・・・はやく・・・覚めろ・・・っ!」
憎々しげに呟く。
だが、現実逃避をしかけている自分に気がついて頭を振った。
馬鹿・・・なにを考えていやがる。
俺は誰だ?
跡部景吾だぞ?
だとしても、おかしい。
どうして 誰も い な い ん だ ?
誰もいない不気味な空間。
俺はますます躯が冷えるのを感じる。
静かすぎて、むしろ恐怖する。
音がなく、静寂が支配する。
そして、俺はもう一つのことを思い出した。
致命的な
記憶を。
今日、侑士は学校を休んだ。
来てないはずだ。
なのに、今侑士はここにいる。
どうして休んだのか思い出せない。
だけど、どうして授業にも部活にも出ない奴が学校に来るんだ?
今日だけじゃない。
「・・・・・・・・・・・・・昨日も、一昨日も、来てないじゃねーか。」
メールをした。
だけど、答えは帰ってこなかった。
致命的だ。
あ イ つ は ・・・
・・・・・・・・・・・・カツー―ン・・・
響く足音にはっとした。
振り向く事はできない。
身体が動かない。
逃げる事もできない。
動きたいのに身体が動かない。
誰が背後にいるかわかっている。
だけど、振り向くのが恐い。
距離をどんどん縮めることに気がついていたけれど。
そして
背中から伝わってくる体温。
それは温かい。
生きているという証拠のはずだ。
ぎゅぅと、侑士の力強い腕が俺を包み込んだ。
切なくなる。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・俺の・・・負けだ・・・。」
苦虫をすりつぶすように呟いた。
背中ごしに、くすりと笑う声が聞こえる。
だけど、その笑みはすぐに消えた。
自分の腕に落ちてくる冷たい感触に、笑う事を止めた。
「・・・・・・・・・・・跡部・・・?」
「・・・・・・・・・・・・・・・。」
「泣いてるん?」
「・・・・・・・・・・・馬鹿言え。」
・・・・っ・・・く・・・
と、低い声が漏れた。
こんなに近い距離で隠しとおせる訳はない。
「なにやっとんねん。」
もー、と、言いながら抱き締めたまま手の甲で涙を拭った。
「やめろ。」
「ほんまにプライド高いわな、お前は・・・。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・るせぇ・・。」
俺は、凄ぇかっこわりぃ所を見せてしまって言葉を失う。
こんな所は絶対に見せたくないのに。
「・・・・・・・・・侑士・・・。」
「んー?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
「なんやねん、さっきから。」
俺は耐え切れなくなって後ろを振り向いた。
そしたらとんでもなく驚いて目を見開いている侑士の表情とぶつかった。
俺は侑士の制服をしわがつくくらい握り締めた。
侑士の手は俺の腰へと当てられる。
「・・・・・・なっ・・何・・・?」
突然の俺の行動に驚きを隠せない様子だ。
俺の瞳がまっすぐ侑士を見つめる。
「お前・・・お前は成仏できないでいるのかよ!」
ずっとずっと出せなかった言葉を言った。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はぁ?」
「あ?」
「なにいってんねん。お前は。」
「・・・・・・・・・・・・。」
拍子抜けの声が俺の頭をかけめぐる。
思わず眉がひそまった。
「もしかして!!俺がお前に校庭50周させたのを気にしてんのかよ!それとも俺がすげぇ疲れてた時にやらせなかったからか!?それとも・・・・・・っっ!!」
「あー、ちょっとまちぃや、自分。なんで俺が死んでることになってんねん。」
額に手を置いて頭痛と戦う侑士に俺は尋ねられた。
「茶化すなよ!!おかしいだろうが!!誰もいない学校に、お前の行動に、しかも学校きてねーだろ!!」
「ちょっと落ちつきや?自分。だから、俺は死んでへんって。」
「嘘付け!!」
「嘘ついてどうするねん(はー)」
「・・・・・・・・・・・・・・ほんとに?」
「・・・・・・・・・・・・・・ほんまや。」
「・・・・・・・・・・・・・。」
なでなでなで。頭を侑士が撫でた。
じゃぁなんだっつーんだよ。
「確かに俺は学校休んでたんやけど。」
「だけど?」
「たんなるお通夜で帰ってただけやし。」
「・・・・・・・・・・は?」
「せやからー、実家の叔父さんが死んでもうて。お通夜にいってたんやって。」
なんてまぎわらしい・・・
「せやけど、はよぅ跡部に会いたくて今日学校にきたんやで?」
「だったらなんでメール返さねーんだよ!!」
「圏外やったから。それに跡部心配するキャラやな・・・・・・・・・・・・心配してくれた?」
「心配してねぇ!!」
「・・・・・・・・・・・・・・そーかそーか。心配してくれたんやなー(にっこし)」
「つーか・・・・・・・・・まぎわらしいこうどうすんなっ!!!(ばきぃ!!)」
「いったぁ!!」
+++++
+++++
「普通至近距離で恋人殴るやつがおるか!!!めっちゃ痛かったわ!!」
「当然だ。手加減はしてねぇ。」
「酷いっ!!それが愛の為に急いで帰ってきた俺に言う言葉!?」
「だったらその愛とかいうやつの為に連絡の一つぐらいしておけ!!」
「だから!!悪かったっていってるやん!!」
赤くなった頬をさすりながら廊下を歩く。
相変わらず人はいない。
てんぱってて(不覚だ)忘れてたが今日はテスト前じゃねーか。
人がいるわけねーよ。
ああ、畜生。
だけど、まだ附に落ちないところがある。
「・・・・・侑士・・・そろそろ教えてもいいだろうが。どんなトリックを使った?」
「何度もいうようやけど、俺はなにもしとらんて。」
「もう一回殴って欲しいか?」
「せやから違うんやって。ほんまに跡部の考えてる事が手にとるようにわかるんやって。」
「馬鹿か。」
けっ、と、息を吐き出した俺に「むー。」と、侑士は隣りで頬を膨らませる。
そんなわけあるかよ。
ったく、これだからこいつは・・・・。
「・・・・・・・あとべぇ。」
「あ?」
「俺、さっきつがいの話をしたやろ?」
「それはもう分かった。俺が"つがい"だって言いたいんだろ?」
そこまで言ったら、侑士の目が悲しげに揺れた。
そのあと俺に微笑を向ける。
なんだよ、なんでそんな風に笑うんだ。
「・・・・・・・・・・どうした。」
俺は、おもうんや。ほんまにもう一人を見つけれる幸運なやつはどのぐらいなんやって。
だってもしかしたら俺がそう思ってるだけで相手のそのまた相手は違うかもしれないやん。
・・・・・・・・・・・・・世界でどのぐらいの確率で、出会えるんだろう?
目を遠くに何を見つめてる?
お前から話をしてきたくせに。
俺が運命の相手だって言ってたくせに。
それなのにお前は自分で拒んでるんじゃねーか。
「・・・・・・・・・・・・・・・・侑士・・・。」
名前を読んだら空虚な瞳がこっちを見た。
不安げに、今のこいつは捨てられた犬みたいだ。
だから俺は笑ってやる。
口端をそれに輝く月の形にかたどった。
「・・・・・お前今日朝新幹線乗り遅れそうになっただろ。」
「へ?」
「そのあと朝ご飯食うの忘れたから駅弁食っただろ。」
「・・・・・・・・・・メールしたんか?俺。」
「してねぇ。その後お前は俺に会いたくて走って学校に来た。」
「・・・・・・・・・・・。」
「だけど見つからなくて、テスト前だから人もいなくて部活もなくて、諦めてたら・・・俺を見つけた。」
「正解や・・・・・・・でもなんで・・・。」
怪訝そうな顔してやがる。
そいつはそうだぜ。
俺は自分で自分の目を曇らせていたのかもしれないな。
真実はすぐそこにあったというのに。
嗤ってやるよ。
お前のその滑稽な行動を。
その何億分の一の確立にかけてやる。
「・・・・・・・・・・・・・侑士、お前が俺をしってるより多くの事を、俺はお前の事を知ってるぜ?」
優越感に浸って、俺は目の前の犬に笑いかけた。
―――――――
長かった。長すぎだ・・・。
初めて書いたのに。
はじめた書いたのにぃ。
よく分からないし。
結局どんな感じに仕上げたかったのかね。
不思議ちっくにこれにてお開き。
return
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