私は青学のマネージャーだ。
そんでもって言ってみると不二の彼女・・・ではない。
てゆーか、あんな奴絶対ごめんだねっ!!!
不二はみんなを愛してるらしいよ?
愛してる・・・だって?
ふん、ちょ―――――――――!! 嘘っぽい。
私は、あんな奴、だぁっいきらいっ!!!
― らう゛じぇねれーしょん 不二さんの彼女 ―
私が手塚に頼まれてマネージャー業を部室でしてたら。
うん、まぁ。乾から借りてパソにデータ―打ってるんだけど。
でも、「ぷしゅぅ」やら「ぼんっ!」やら変な音がするんだよね。
気にしな―――――い。
しらんわ、そんな事。
「あれ、。」
ちっ、ついてない事この上ないよ。
なんでこいつがやってくるかな。
「何してるの?」
「見て分からない?仕事してんのよ。」
「ふー――ん。」
「早く部活戻れば?」
「(くす)冗談でしょ?折角二人きりになれたのにここを逃す手はないよ。」
何言ってんだ。
不二はこればっかりだ。
手塚も、英二も、越前だって(他は知らん)好きなくせに。
平気で私を好きだという。
ネタはあがってんだよ。怒。
ジャージ姿の不二は、正直言ってしまうとかっこいい。
かっこ悪いはずがない。
優しいし、かっこいいし(てか青学テニス部はレベルが高すぎると少し思う)テニス上手いし、なにせ天才だしさ。
言う事ないほどのパーフェクトな訳。
だけどっ・・・・・
「(それがフォロー出来ないほど性格悪いんだよっ!!!)」
「あれぇ?、何か言った?」
「いえ何も。」
人の心読むなや。
「パソコンぢーぢー言ってるよ?」
「良いよ、私のじゃないし。」
「まさに・・・"我が路を逝く"だねぇ。」
「逝かね――よ。激しく間違ってるから、そこ。」
「ふふ、分かってて言ったんだよ?」
「(性格極道並だ、コイツ)」
少し目を薄く開けて笑う。
不敵に。
それは、とても艶っぽくて。
普通の女なら簡単に落ちてる。
「ねぇ。」
逆光で、表情が分からなかった。
だけど口元だけ笑ってるのが分かる。
怒っているのではないけれど
不穏な空気。
パソコンのキーを打つのを止めて、うざったそうに私は不二を見た。
肩越しに少し視線を横に向ける。
瞳を細めた。
太陽の眩しさに細めたのではない。
不二の周りに渦巻く空気が変わったことに
気付いたから。
私は内心舌打ちして不二に応えた。
「何。」
「君はいつになったら僕のものになる?」
心の中でため息を付く。
てゆーか、私はあんたのこと知ってるからこそ嫌なんですけどね。
全てを手にいれようと思うなんて
そんなん間違ってる。
「ふざけないで。」
「ふざけてなんか・・・ないよ?」
逆光で良く見えないけれど、いつもは目が細いんだか、糸目なんだか、閉じてるんだかわかりゃしないけど、今はうっすら開かれてる。
恐いんだってば、その目が。
ぎぃとイスを揺らして体を横に向けた。
肘掛に肘を乗せて、ため息。
「あんたは私だけを好きなんじゃないでしょ?」
「えっ、僕の事好きだよ?」
「(きょとんとして言うな)そうじゃなくてさ、不二は英二好きじゃん。」
「うん。」
あっさり肯定かい。もういいかげんにしてくれたまえよ。
「私は私だけを愛してくれる人じゃなきゃ嫌なの。」
「そんなぁ。世の中にはもっと最低な人いるじゃん。」
「てゆーーか!!自分の事は棚に上げて悪者と比較すんなっ!!」
「だってぇ。」
「だってぇ。じゃぁない!!!世の中には私だけを愛してくれる人がいるわけ!!!」
なんか・・・なんか自分で言って恥ずかしくなってきた・・・くそぅ。
「あ、それ僕。」
「嘘をつけぇぇぇぇい!!!」
「嘘じゃないよ。女子の中ではが一番好きvv」
「それって意味全然無し!!!」
はぁ、はぁ。なんか疲れてきた・・・くそぅ。
「疲れてるよ、平気?」
ゆっくりと私の肩に手を置く「それ」は、明らかに普通とは違くて、
ぞわぁ!!と、背中に鳥肌が走った。
私は慌てて席を立って手を振り払った。
「なにすんだっ!!このド変態っ!!」
「あ、ひどいなぁ。そんな言い方僕傷ついちゃうよ。」
「可愛くしたって駄目!!!」
うふふ。な感じで可愛く笑っても、ばれてるんですけど。
てかこの男。いいかげんにしてくれないだろうか。
「はっ、早く帰らないと手塚に走らされるよっっ!!」
「僕の心配してくれてるの?」
「(伝わらないっっ!!)ちがぁぁうう!!」
その時、私のなかの「線」が切れた音がした。
そりゃぁもう、プチ。なんて可愛いもんじゃない。
ブチィ!!!
ぐらいな勢いで。
「・・・そう・・・だよね。不二こんなに頑張ってるんだもんね。」
「え?(マジですか?)」
「そろそろ・・・私も応えてあげてもいいかなって・・・」
「本当に?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「思うわけね―――――だろ!!!くらえっ!!!
竜神派拳法ロイヤルストレートフラッシュ上段!!!!!!!!」
「甘い。」
思いっきり廻し蹴りを、それこそ殺す勢いでやったのに(それは駄目だ)不二は、ふ・・・な感じで笑うと、あっさりと頬の横で蹴りを止めた。
ばしぃっ!!!
と、高らかな効果音が部室内に響く。
開かれた瞳が楽しげに嗤う。
「ちっ!!」
「僕を怒らしたね。」
「げっ。」
不二はそのまま私の足首を掴んだまま、机に押し倒した。
「寝業かよっ!!」
「返し技って言って?」
「そんなんどうでもいい!!」
「てか、面白い技だね。何処で覚えてきたの?」
「不二こそ!!寝業なんて何処で覚えてきたのさ!!」
「そりゃぁ、恋人が強いから。てか天才だからなんでもできるし。」
「(あっさり恐い事言った、この人・・・じゃなくて!)恋人じゃない!!」
「これからなるんだよ。」
「ならないっ!!ってああ!!どこさわってんの!!!」
「そろそろ諦めたら?もう潮時だし。」
「ぎゃぁぁぁぁぁ―――――――!!殺ラレルー―――――犯ラレル――――――――!!」
「大丈夫だってば。優しくするしvv」
「やだやだやだやだー―――――――――っっっ!!!」
・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・
「不二、、そろそろ部活に・・・。」
がチャリと部室の扉を開けて手塚が見たもの。
それは机の上にいると不二の姿。
を組み敷いている不二の姿(が抵抗した為か少しボロボロ)
半泣きの。
その両方の目が驚いたように手塚を見ていた。
「手塚ぁ・・・泣。」
「・・・・ちっ(良い所で)」
「・・・・・・・・・・・・・・っっっ・・・・・・・・・・・・・・。」
「「手塚?」」
「お前らっ!!校庭50周だ―――――――――――!!!」
「ギャ―――――――!!!」
・・・・・・・・・・・・
「不二の馬鹿っ!!不二の馬鹿っ!!」
「もー―――、手塚ってば要領悪いんだから。」
「重要点はそこじゃない!!あんたのせいで私まで走らされるめに遭ったでしょ―――が!(涙目)」
「良いじゃない?(にっこり)こうしてにあわせて走ってるんだし。」
「それが嫌なんだよ!!あんたと私を一緒にしないで!半径100メートル以内に入るなぁ!!」
「つれないなぁ(くす)」
「当然っ!!」
「愛の逃避行と行く?」
「絶対ヤだ!!!」
こんな感じの二人である。
――――――――――――
外伝の青学バージョン「らぶじぇねれーしょん」ここでも主人公はレギュラー達に愛されます。
不二は欲張りですね。
そして寝業とか普通に出来そうで恐いよ、ぶるぶる。
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