こんにちは、シオンと申します。光栄なことに舞台裏に出演決定!至らぬところもあるかと思いますがお付き合い下さいませvv
「さかなぁっ!!!」
突然扉を開けて英二君が入って参りました。
おや・・・?なぜ服が乱れてるのでしょうか・・・しかも所々破れてるのは・・なぜ?
(何よう、菊ちゃん・・・・・騒がしいわねぇ。)
「って何くつろいでんのっ!?コタツは時期はずれじゃないの!?」
(うっさいなぁ・・・・良いじゃん別に。今はお客がきてんのよ。客が)
『こんにちわーー!!』
「あ・・・・あれ?シオンに・・・・・ちもしーー??」
「ねぇねぇ、さかな。みかんは無いの?あ!?菊ちゃん、こんにち
は♪」
「にゃ…・こんにちは、あ。みかん。はいっ!」
「ありがとーーーーvvv」
ちなみに私はナレーターですvvv
(あ、そうなの?)
「菊ちゃん、服乱れてるよ?」
「あっ!そうなんだよっ!さっきの小説のせいで俺大変だったんだからね!!!」
今にもさかなちゃんに掴みかかりそうな英二君。けれどやはりそこは阿吽の呼吸。
ちもしーちゃんが助け舟を出します。
「あっ、菊ちゃんおせんべ食べる?」
「えっ!?食べる食べる――!!」
(ふっ、単純・・・)
「もー―さかな、そう言う事言わないのっ!」
「そうだよ――俺大変だったんだから、本当に!」
一体英二君の身に何が起こったのでしょうか?実に気になるところです。教えて?英二君。
「そうそうあのねーー・・・あんな中途半端な所で終わらせたもんだから不二もマジになっちゃって、命からがら逃げてきたんだよっ!」
なるほどなるほど、鎖がそのままついてるのはそのせいなのね、うんうん。
(良かったじゃん、生きて帰れて)
バリバリとおせんべを食べるさかなちゃん。
なんかまとってる空気がいつもと違ってダークじゃないですか?はらはら。
「あのねーー。そんな簡単に言うけど大変だったんだからねっ!不二は本当に怒ってるし、第一なんであんなに真っ黒なの!?」
・・・・・・・・・・・・・
黙り込む一同。私も何も言えません。
「な、何・・・?その沈黙は・・・」
こ、これは作者のさかなちゃんに説明してもらうしかないですね。
私達は知ってますけど。
(ったく、シオンにそー言われちゃしょうがないね。理由は簡単。単に試験中でイライラしてたから)
「・・・・・・・は?・・・・・・・」
「あー――菊ちゃん気にしないでっ、この子せっかく頑張った努力が報われなくて機嫌が悪いだけだからっ!」
(ていうかー・・・そんなのちもしーだってそうじゃん。)
「ほ、本当の事、言わないでよぉ〜(号泣)」
(だってさ。この頃スランプ気味で書けなかったしぃ。ほら、試験中だとどうも真っ黒に染まりたくなる一瞬があるのよね――。)
「もしや俺ってさかなのに巻き込まれただけ・・・?」
(まーーねーーー、おつかれ)
英二君。怒りで物が言えない様子。
「にゃ、にゃにそれっ!それじゃ俺めっちゃかわいそうじゃん!!!」
(たまには良いじゃん、真っ黒不二も)
「てかやりすぎっ!!!!!」
(うっさいなーー、寝不足なんだから耳元で騒がないでよ。不二呼ぶよ?)
「え゛・・・・」
(そうだそうだ、そうしよう。シオン、不二呼んできて)
イエッサー――!!!
「ちょ、ちょっとまって!!」
慌てる英二君。でもごめんなさい。二人のやりとりを生で見れるだなんて誘惑には勝てません・・・・・。
「やぁ。よんだ?」
はわわ、ホントに来てくれるなんて幸せすぎマスっ…。照。
「やぁ、しおんさん。お空の気持ちの時はどうも(にっこり)」
ぉ、覚えていてくれたんですかっ!?光栄です!!
「しまった・・・・・・シオンは不二のファンだった・・・・汗。」
(ふっ、詰めが甘いね、菊ちゃん)
「それでさかな?わざわざ呼んでくれてありがとう、英二探してたんだよ」
(そう思ってお待ちしておりましたわ、不二様。ふふふ・・・)
「それで?引き渡してくれるの?」
(もちろん。でもその代わり裏帳簿に振り込みよろしくね・・・・?)
「分かってるよ、ふふ」
「ちょっとまって!!二人とも何話してんのさ!」
本当に、一体なんの話なのでしょうか?不二さんとさかなちゃんの間に一体どんな契約が・・・・・ムムム。
「英二は知らなくていいんだよ?それじゃぁ、早速裏へいこうね――?」
「ぇえっ!!!ちょっと待ってよっ!」
「駄目。だってまたすぐに逃げるでしょ。今度はもっと太い鎖にしないとねぇ」
(や―ね――、鎖をぶった切ったのは不二でしょ?)
「やだなぁ、そう言うシナリオかいたのさかなでしょ?」
(あはは、それもそうね―――)
お二人ともすんごく楽しそうに話してます。
「いや、見かけだけだって!騙されちゃ駄目だよ・・・ってああ!」
と、言ってる間にもずるずると英二君を引きずって行く不二さん。
さすが、力も有るのですね・・・ほう。
「い・・・いやだにゃぁぁぁぁぁあ!!!これじゃあ終わり方一緒じゃん!!」
「はいはい、いいかげんにあきらめようね。」
ばたん。
と、突然静かになりましたね、汗。
まさに嵐・・・・・。
(ふー――、やっと静かになったわね。シオンもお疲れ。一緒におせんべたべよ?)
あぁ、行っちゃった…。てかさ、もしかして英二君と不二さんがああなった元凶って私…?ごめんよ、菊丸〜;
(良いの良いの。真面目だなぁ)
「そうそう、さかなもそう言ってる事だし。はい、お茶」
あ・・・・・ありがとうございます。
「シオンさんはやさしいからねぇ。でも、ああいう菊ちゃんを見るの
もいいわね、ニヤリ」
(やっぱりぃ?くくく…・・)
不二さんと英二君は仲良くて羨ましいなぁ…。それがどんな形であれ、ね。笑。
(まぁね。あの二人はなんだかんだ言って仲が言いからむかつくのよ(おいおい)でもこれで少しすっきりしたかも)
「スランプ脱出?」
(さぁ。でもまぁ、めげずに書くわ)
無理しないでね?大丈夫っ、さかなちゃんは、ちゃんと良い小説書けてますよ♪
「一時はどうなるかと思ったよ。でもまた、さかなの小説が復
活してよかったぁ!!」
(ありがとう二人とも・・うぅ。ああ、私って駄目ねぇ。感動とかでは絶対泣けないくせに人の優しさに触れたときだけ涙がでんのよ)
「そういや、あんまし泣かないよね―。」
(人知れず泣くのよ、私)
そ、そうなの?私も泣いてるとこ見たこと無いから…。さかなちゃん、偉いッスねぇ。
(なんだかね、部長になってから癖がついちゃったのよ。私も成長したもんだわね〜(遠い目))
(とにかく二人とも来てくれてありがとう。まじやる気出たわっ!しかも私のわがままに付き合ってもらって舞台裏にまで出させちゃってさ・・・・・)
呼んでくださってどうもありがとうございました!身に余る光栄に吐血しそうです。
不二さんと英二君のやり取りも見れたし、もう思い残すことはな…。ゲフ。笑。
「あんな菊ちゃんも見られたし。結構楽しかったよ♪
また出してくれると嬉しいけど(下心見え見え)」
(でもテストがなー――がふっ)
『それはもう考えないのっ!!!!』
それでは戻りましょうか?
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